痛み学 「Pain」

痛みは病気の兆候のなかでも多く、人類の誕生とともに痛みは存在し、痛みと向き合うことは医学・医療の原点とも言われています。

痛みは外部であれ内部であれ生体を損傷するような刺激が加わると痛みという感覚が生じます。ヒトは生まれてから成長していく過程で転んだりぶつかったりなどの経験によって痛みを学習していきます。

痛みという言葉は、「日本では疼痛」「英語ではペイン」「ポルトガル語ではドゥイ」といいますが、英語のペイン(Pain)という言葉には罰という意味があり、体の痛みを人間の罪に対する神による罰としてとらえたり、また神の与えた試練とも考えました。痛みとは、簡単に言えば心身的に「不快な感覚的、情動体験」と言えます。

しかし、痛みは生体を危険から守るための必要な感覚であり生体に生じた異常を知らせるための信号ということになります。

痛みは極めて主観的な感覚であり、その中身は様々であり、その原因と対策が必要になります。

だからこそ痛みの発生メカニズムを知ることが痛みを治める事の大前提なのです。

 

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